印刷プレビュー
月刊商人舎 2021年02月

 対談特集 その2 


現下のコロナ・パンデミック対策に物申す〈後編〉

国民生活産業・消費者団体連合会会長/㈱ゼンショーホールディングス会長兼社長 小川賢太郎

2021年02月10日

「日本の教育システムは不十分だった」 結城 私は幕末から明治維新の時期も「キャズム」の時であったと見ています。江戸時代と明治時代の間の「溝」です。その時に何が起こったかというと、若い人たちが活躍しました。坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、大久保利通などなど。だからパンデミックのキャズムを乗り越えるために「若返ろう」というメッセージを提起しました。若くなければ柔軟に、素早く動けませんし、大変な状況をバネにする強さもない。 小川 若者には期待したいのですが、一番の問題はその若者たちがへなっちゃっていることです。若者が次の企業の担い手として成長してくれないと、日本という国はもちません。そこまできているという問題意識をもっています。働き方改革はいい面もありますが、長い間政策として掲げていると、汗をかい…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください