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月刊商人舎 2020年01月

極端気象で「商品前線異常あり!!」

異常気象多発時代の総合対策を提言する―Part.3

2020年01月10日

チェーンストア部署別対応策を提言する 2  商品部 ⇒天候実績を活用して異常気象に強い商品調達 商品を安定的に調達するためには、気象情報の活用が重要になってくる。主に農作物は天候によって生育状況が大きく変わる。産地での直近の天候実況をこまめに見て、異常事態が発生していないかチェックしておく必要がある。とくに重要な気象要素は気温と降水量だ。一般に低温は生育状況の遅れを引き起こし、高温は熱障害による品質の劣化を引き起こす。また多雨の場合は、農作物が腐ったり、成熟が進みすぎてしまったりするリスク、少雨の場合は枯れて収穫できないリスクがある。これらの異常気象が起こりやすい状況は、必ずしも日本に限った話ではない。エルニーニョ・ラニーニャ現象の発生は世界のさまざまな地域に異常気象の起こりやすい状況をもたら…




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