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月刊商人舎 2019年06月

 特集の前書き 


「豊かな日本」から「楽しい日本」へ

2019年06月10日

2019年2月期・3月期本決算は、過去最高を更新した企業が相次いだ。決算は企業経営にとって、1年間の集大成であり、すべての社員・従業員の1年間の仕事の成果の総和である。したがって、過去最高の決算は、過去最高の成果を意味しているはずだ。しかし、小売産業全体を見渡して、そんな印象ははなはだ薄い。 さらに、社会に貢献し、成長し続けるチェーンストア企業にとって決算は本来、どんな時でも過去最高でなければいけない。過去最高の伸び率がどれくらいかがテーマにされなければならないし、どのくらいの伸び率を計画し、それを正確に実行できたか否かが問題にされねばならない。 イオンは営業収益8兆5182億1500万円で、前年同期比1.5%増。しかも9期連続で過去最高売上高実績を更新した。営業利益は20億円増益の2122億5600万円で0.9%増、…




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