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月刊商人舎 2019年03月

 特集 


質問:ドンキはなぜ好調か?

「業態ライフサイクル」不可逆性の転回を考察する

2019年03月11日

ドン・キホーテはなぜ、好調なのだろう。ユニーのアピタやピアゴをMEGAドン・キホーテUNYなどのダブルネームのフォーマットにすると、なぜ売上げが2倍にもなるのだろう。一方で、ライフコーポレーションは1000坪クラスの中型総合スーパー「CbS」を59店も展開して、最新の桜新町店は絶好調だが、これはなぜなのだろう。「業態」にはライフサイクルがある。導入⇒成長⇒成熟⇒衰退。業態の盛衰理論によれば、このライフサイクルには不可逆性がある。つまり歴史は逆戻りしないということだ。しかし、ドン・キホーテもライフ1000坪も、その不可逆性を覆(くつがえ)している。「中型総合スーパー」は衰退したという事実に、不可逆性の転回という異変を起こしている。なぜなのか。小売業の3月は新年度。新入社員も入ってくる。新しい部下も異動してくる。現代の「…




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