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月刊商人舎 2018年05月

 [Message of May] 


削ること・省くことの勇気をもて!

2018年05月10日

セルフサービスは、ベターサービスである。無駄な接客や人的な説明がないことが、むしろ、より良いサービスとなる。1916年のアメリカ。セルフサービス方式は、クラレンス・サンダースによって誕生した。「ピグリー・ウィグリー」という店だった。何かを削ること、何かを省くこと。それは大抵の場合、成果に結びつくことが多い。しかし削り過ぎたり、省き過ぎたりすると、今度は逆に成果は半減する。いや、完全に価値が喪失する場合すらある。amazon goによって、衝撃的にお目見えした「レジレス化」は、一方で人件費を削減することに貢献するものの、他方で無形のサービスを削ぎ取ってしまう。1979年に登場したウォークマンは、小型テープレコーダーの録音機能を省いて、再生機能に特化した新製品だった。それは機能を省くことで特別の価値を生んだ。「レジレ…




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