生鮮と鮮魚の破壊的Innovationに挑め! <第1部>

生鮮食品マーチャンダイジングのなかで、鮮魚部門のそれがとくに低迷している。㈱奥田フレッシュ・フード奥田則明代表取締役は、ダイエーの腕利きバイヤー時代からトップコンサルタントとして活躍する現在まで、世界の水産業を見続け、日本のInnovationの現場に居続けた。その奥田氏と㈱商人舎社長・結城義晴が生鮮食品と鮮魚部門の立て直し策を語り合う。 第1部｜現状分析編　  生鮮の技術レベルは上がっていない!!結城　総合スーパーやスーパーマーケットは将来、生鮮食品をどのように構造改革していけばよいのでしょうか。生鮮の中でも、とくに魚は消費量がずっと下がっていますから大きな問題ですが、これまでの歴史において、私は二つの画期的なイノベーションがあったと考えています。第1はダイエーのイノベーション、第2は関西スーパーマーケッ…