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月刊商人舎 2018年03月

 トップ・フードサービス・ジャーナリストが見透した! 


2018外食産業の新潮流

2018年03月09日

第3潮流 実験の時代生産性追求を排し次世代マーケットを狙う! 2017年、外食大手チェーンでは実験店をオープンする事例が多数見られた。それは、既存の業態を多少アレンジしたものから、大胆に異業種のトレンドを取り入れたものまでさまざまだ。外食産業はこれまで「新業態」や「新フォーマット」といえば、すぐに生産性の視点で捉えようとしてきた。しかし、昨年からの実験には対症療法的な効果ではなく、外食市場を取り巻く変化を見据えながら、小さくても次世代につながるマーケットを開拓しようという意図が見られた。  その① ロイヤルのキャッシュレス店舗 まず、ロイヤルホールディングス㈱(福岡市、黒須康宏社長)の「キャッシュレス」の実験。同社はファミリーレストランの「ロイヤルホスト」をはじめ、事業会社として「てんや」「シズラー…




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