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月刊商人舎 2017年11月

 1日3万人! 


大阪ミナミ「黒門市場」顛末記

アジア外国人観光客にも「会話は英語でいい!!」

2017年11月10日

大阪ミナミの台所「黒門市場商店街」が、外国人観光客で連日賑わいを見せている。午後のピークタイムには、食べ歩きやショッピングを楽しむ人たちで商店街はごった返し、毎日が歳末大売り出しのような状況となる。インバウンドの急増によって、近年は来街者数の増加が続いている。外国人観光客がSNSで自分の経験を紹介し、それを見た人がまた訪れる。極めて今日的な来街者増加のパターンだが、それが大きな後押しとなっている。黒門市場商店街振興組合では、毎年3月に通行量の定点調査を実施している。平日の通行量は2013年に1万8931人だったのが、2017年には2万9198人と、1万人以上増加した。週末も2万6265人から3万8018人と、1.5倍近くに増えた。現在、ざっと見た感じでは通行客全体の7割近くをインバウンド客が占めている。インバウンド客の大半がア…




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