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月刊商人舎 2017年10月

 ドラッカー学会理事・ものつくり大学特別客員教授 井坂康志 


ドラッカーが説く「目標と戦略計画」

「5つの質問」から「8つの目標」まで

2017年10月10日

井坂康志 ドラッカー学会理事・ものつくり大学特別客員教授 幻の名著とされる『変貌する産業社会』(1957年)でピーター・ドラッカーは述べている。「計画は、未来が現在と異なるとの認識からスタートしなければならない。計画がリスクを回避しうると素朴に信じられているが、それほどに危険な妄想もない。計画はリスクを創造し、リスクを引き受ける」限りある身としての人間に明日を知ることは許されない。計画とは、行くべき場所と行き方についての目論見を規定する見解の一つにすぎない。いかに優れた計画も、意思決定やリーダーシップの代替物ではありえない。計画はミッションから成果にいたる「セルフモニタリング」(自らの行動を観察し記録すること)として、繰り返し行われるべきものである。ドラッカーは何度も同じことを繰り返す。成長は継…




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