印刷プレビュー
月刊商人舎 2017年05月

 ケーススタディ特集 


旗艦店×改造

すべての店舗を蘇らせる「カ・カタ・カタチ」の福音

2017年05月10日

1975年に登場して、象徴的な働きをしたダイエーのフラッグシップ碑文谷店が、今年3月30日に歴史的な全館改造を施されてイオンスタイル碑文谷に変身した。2003年に業界に鮮烈な衝撃を与えて誕生したヤオコー川越南古谷店は、同じく3月30日に大胆にイメージを変えて、画期的リモデルを果たした。そして52年の歴史を持つ東京・大森のダイシン百貨店は、新しいポジショニングを得て、MEGAドン・キホーテ大森山王店へとパワーアップした。さらにかつて業界のイノベーションをリードした関西スーパーは、1959年創業の「中央店」を次世代型に改造して40%の伸びを示した。会社を象徴する旗艦店舗のリモデリングは、深刻な人手不足や建築費高騰をはじめとする六重苦の小売産業に、不思議な福音をもたらす。単にその店の売上げや利益が向上する以上の精神的・構造…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください