戻る 印刷
月刊商人舎 2016年12月

 Special Report 


米国「トイザらス」の盛衰と変革

2016年12月09日

 第2章   キッズ市場とトイザらスの変革 2016年1月期の最新業績 2016年1月30日に終わった2015年度決算では、総売上高は前年度より4.5%減少して118億ドル。しかし既存店売上高は0.9%の増加となった。粗利益高は4.6%減少して42億ドル、粗利益率は35.8%。販管費は8.2%減少して36億ドルで、売上高に占める販管費の割合は30.4%。営業利益は3億7800万ドル、その結果、純損失は1億3000万ドルと、前年度の2億9200万ドルの赤字からは大幅に改善している。EBITDA(減価償却前営業利益)では調整後8億ドルを上げている。既存店売上高の内訳をみると、国内は0.6%減少しているものの、海外は3.2%の増加で全体を押し上げた。国内866店舗の売上げは74億ドルで全体の62%を占めるが、海外部門756店舗の売上げとライセンス店舗252店のロイヤルティは、合計で…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください