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月刊商人舎 2016年11月

 Special Research 


「働き方改革」4つのフレームワーク

2016年11月10日

      第4フレーム   ダイバーシティ 「ダイバーシティ」という言葉は、しばしば「人材の」という枕詞をつけて用いられ、多様な人材を活用することと理解されている。しかし、厳密な意味では、それでは定義として少々不足していると思う。多様な人材を受け入れることは、多様な価値観を融合または対立させることであり、それにより、組織パフォーマンスを高めたり、イノベーションを起こしたりするのだというところまで言及して、定義としての完成度は高まる。なお、多様な人材とは、高齢者、女性、非正規従業員(パートタイマー)、外国人、LGBT6、障がい者などを包括する。樋口美雄・慶應義塾大学商学部教授は、働き方改革実現会議において、「高度外国人人材の、必要な分野への実習形態ではない受け入れ」を提言しており、より具体的である…




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