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月刊商人舎 2016年11月

 特別レポート 


チェーンストアの働き方改革最前線

働き手の満足度と生産性の向上は二律背反ではない!!

2016年11月10日

経営評論家 保科 篤 政府の「働き方改革」の議論が本格的に始まった。長時間労働の是正や、同じ仕事内容に同じ賃金を支払う「同一労働同一賃金」の実現など、課題は多い。働き方改革でもっとも重要なのは柔軟な働き方の実現だ。子育てや介護など、事情を抱える社員を排除していては今後の労働力不足に対処できない。 「長時間労働是正」と「同一労働同一賃金」安倍晋三首相が昨年打ち出した「一億総活躍社会」の主要テーマを引き継ぐのが、「最大のチャレンジ」と位置づける働き方改革だ。改革の焦点の一つは長時間労働の是正。日本の正社員の労働時間は年2000時間程度で高止まりしている。長時間労働者の割合も欧米に比べて際立って高い。残業が常態化した労働慣行は、育児や介護で時間が制約される女性らの活躍を阻んできた。仕事と家庭の両立…




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