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月刊商人舎 2016年06月

伊藤雅俊と鈴木敏文の「店は客のためにある」

「お客様のお蔭」vs「お客の立場」を分析する

2016年06月10日

㈱セブン&アイ・ホールディングスの二つの巨星。 伊藤雅俊 91歳。 イトーヨーカ堂創業者、セブン&アイ名誉会長。         鈴木敏文 83歳。 セブン-イレブンの実質的創業者、いま、セブン&アイ名誉顧問。 この対照的な二人の経営者は、ずっと考え方をスパークさせてきた。とくに「店は客のためにある」の観点からの二人の立ち位置の違いは鮮明だった。しかし私は現在の日本第2の小売流通業は、その火花を原動力にして成長してきたと考える。(以下、文中敬称略)        ◇ ◇ ◇ 鈴木敏文退任劇 ◇ ◇ ◇   2015年の年が明けて、1月4日、セブン&アイ・ホールディングスから、恒例の年頭所感が発表された。鈴木敏文代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)の署名がある。ここで、「チ…




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