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月刊商人舎 2016年03月

戦略Categoryの戦略的MD体系 第1部

2016年03月10日

ワインの消費量は増えている。日本人成人の1人当りの消費量は1990年代には1本台だったが、近年は4本を超えたと推計されている。酒類全体の消費量が落ち込む中、ワインは年々その消費量を増やしている。過去10年間の酒類消費量のトレンドを見てみると、清酒が40年連続で激減、ビールも減少、焼酎は甲類乙類ともに微減している(P19参照)。その一方で、缶酎ハイなどRTD(レディ・トゥ・ドリンク)は伸長、ウイスキーもハイボールに押されて増加してはいる。全体が沈滞する中で、一つだけ急伸するワイン。これこそ、ストラテジック・カテゴリーである。BMO㈱代表取締役社長 山田恭路   ワイン市場成長の3つの要因 1  チリワインなど「超バリューワイン」 ワイン消費量を牽引する要因とは何か。大きく3つある。第1に、…




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