印刷プレビュー
月刊商人舎 2015年11月

 元上級副社長メリッサ・フレミング女史が語る 


「ウォルマートHEBの戦略の神髄」

2015年11月10日

私がダラスにあるNCHコーポレーションという企業で、アドバータイズメント(宣伝)を担当した後、HEBに入社したのは1983年。現在は、マーケティングコンサルティングを行っています。私が入社した1983年当時、HEBの売上高は10億ドルでした。アドバータイズメントのヴァイスプレジデント(広告宣伝担当副社長)として雇われました。競争相手はクローガー、アルバートソン、あるいは地元の独立系スーパーマーケットばかりでした。1988年にウォルマートの創業者サム・ウォルトンがグロサリービジネスに参入し、2000年には最大のグロサリーカンパニーになると発表しました。テキサスがその実験地区に選ばれました。ウォルマートはダラスのトムサム(のちセーフウェイ系)とパートナーシップを組み、スーパーストアを出店させました。この時がHEBにとって最も危機…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください