印刷プレビュー
月刊商人舎 2015年11月

Kroger 4つの買物環境

2015年11月10日

全米ナンバー1スーパーマーケット企業のクローガーは、ウォルマートと正面からの闘いを展開しつつ、47四半期既存店増収の記録を更新し続けて、絶好調だ。1年は4四半期だから、11年と4分の3の期間、既存店売上げがプラスで推移している。第2位の、伝統のセーフウェイが、かつてエクセレントカンパニーだったアルバートソンと「弱者連合の経営統合」へと陥り、瀕死状態であるのに比べ、その地位と勢いは盤石だ。どんどん良く鳴る法華の太鼓。最新の決算が一番いい。2015年1月度の営業収益は1084億6500万ドル(120円換算で13兆0158億円)と初めて1000億を超え、10.3%の2ケタの伸びを示す。営業利益が前年比15.1%、経常利益16.1%、純利益13.8%で、これらもまた2ケタ増を記録している。期末店舗数は3733店。何より驚くべきは、経費率が15.8%というローコ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください