㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴                                                            日本もアメリカも、かつての「高級スーパー」は不調なのに、なぜ、日本のこの２社はいいのだろうか。それが最初の発想。 そこで月刊『商人舎』5月号は、西の阪急オアシスと東の成城石井を、比較しつつケーススタディする特集となった。 阪食が展開する阪急オアシスは、徹底的に「阪急」ブランドを活用する。一方、成城石井は「ブランド」という言葉を使いたがらない。その違いはなぜか。 阪食は新入社員研修のはじめに「マーケティング」視点を入れてマーケティングそのものを教育する。成城石井は「マーケティング」という言葉も好まない会社だ。その違いはなぜか。 しかしどちらも「高級スーパー」という言葉と概念を否定…