戻る 印刷
月刊商人舎 2014年02月

進化するチェックアウト・テクノロジー

基本原則から欧米最新技術までを俯瞰する

2014年02月10日

経営評論家 保科 篤 チェックアウト・プロセスは、顧客のショッピング体験、いわゆるカスタマーエクスペリエンス(顧客経験価値)に大きく影響する。だから小売企業にとっては優先度の高い項目となる。各企業・各店舗はチェックアウト機能に多くの時間と資金を費やし、便利で安全で十分な顧客サービスを提供し、顧客に肯定的な印象を持たせるように努めている。   チェックアウトの基本原則 本来のチェックアウトは「接客」「レジ操作」「袋詰め」の3つから構成され、買物客を気持ちよく送り出す「クロージング」の作業だといえる。 日本のスーパーマーケットの場合、袋詰めは省略されることも多いが、ポイントは①正確さ②手際のよさ③親切さ――である。顧客に接する最後の場であるので、曜日別や個人別など、サービスレベル…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください