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月刊商人舎 2021年07月

 連載 


結城義晴の「定義集」”Definitions”

#3 出店ワード

2021年07月12日

K:広辞苑、S:商業用語辞典、R:小売・流通用語集、J:チェーンストアのための必須単語1001  商圏  広辞苑では「一定の商取引の行われる地理的範囲」。まさにこの通り。小売業やサービス業では「店に来店する可能性がある顧客が居住あるいは勤務している地域」(流通科学大学編「小売・流通用語集」以下、Rと略す)という定義が妥当。JRC「必須単語1001」(以下、J)では「その店舗に実際に来ている客の8割が居住(通勤)する地域」と「8割」という数字を入れている。「地図上で表すと円形になることはありえない。アメーバ形になる」。R「最も来店頻度の高い地域を第1次商圏、それに次ぐ地域を第2次商圏、それに劣る地域を第3次商圏と区分けし、店舗までの到達距離や来店手段による所要時間で判断される」。しかし商圏には2つの側面があると思う。一つ…




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