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戦略

22年ぶりの「流通ガイドライン」見直しとメーカー価格指定復活は「客のため」になるのか?!

2013年06月21日

メーカー・流通の力関係に 調整の時期がやってくる。   現在、メーカーが流通業者の販売価格を拘束することは、 原則として禁じられている。   これは独占禁止法の解釈指針を示した 1991年施行の「流通取引慣行ガイドライン」による。   19日、経済産業省はこの規制の見直しに入った。   「再販売価格維持行為に対する規制」と 「非価格制限行為に対する規制」を緩和する方向だ。 緩和の度合いは今後の議論によるが、 欧米を参考にしているようだ。   今回の議論の流れはこうだ。   1. 長引くデフレの克服には、 GDPの4分の3を占める国内消費の喚起が必要だ。    2. 一方で、人口減少とメーカーの過当競争のために、 シェア維持を目的とした価格競争が激しくなっている。 メーカーの再編が遅れる間に…




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