[特別Report]2016年セブン-イレブンとビッグ3の需要喚起策

  セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文氏の突然の退任発表。独走するセブン-イレブンの社長交代に端を発した退任劇だけに、コンビニ業界は俄然、焦点の存在になってくる。その中で2016年、セブン-イレブンは、それを追随するコンビニ各社はどのような施策をとるのか。月刊『コンビニ』（発行元・（株）アール・アイ・シー、発売元・（株）商業界）編集委員の梅澤聡氏が報告する。     ◆セブン-イレブン　宅配、カフェ、高品質化で日販70万円突破◆   セブン-イレブンの既存店売上高が2015年度は70万円の壁を突破した。07年度に60万3000円で底を打ってから、この8年間で10万円を積み上げた。15年度はセブンミールのほか、セブンカフェ、プレミアム商品などが寄与した。鈴木…