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武藤麻代の「医食同源の現場訪問」 (12) 薬膳生活のススメ

2015年05月11日

***はじめに***「みなさん、一日にどれくらいの量の食物を口に運んでいると思いますか?」「一食平均でどのくらい?」「一年に換算すると?」「向こう30年ではどのくらいでしょう?」「そう考えるとあなたの消化器官は本当によく働いてくれていると思いませんか?」薬膳のスペシャリスト、国際中医薬膳管理師の中島玲子さんは、薬膳を教える講義のはじめに、受講生に向けてこのような問いを必ず投げかけるそうです。例えば一食平均800グラムだとすると、一日三食で2400グラム。一年で換算すると、876キログラム。30年経つと26.3トン。代謝して排泄するとはいえ、いざ計算してみるとかなりの量を摂取していると感じます。「薬膳料理」と聞くと、「薬」の文字が印象に強く残り、なにか敷居の高そうなイメージをもってしまいそうですが、都内の薬膳…




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