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山本真砂美の「商売くらし歳時記」【弥生】「雛祭り」と「桜」

2014年02月10日

3月は「弥生(やよい)」   3月は別名「花見月」「花月」「桜月」などと呼ばれます。草木が生い茂り、花が咲き乱れ始める月です。南の地域では、桜前線が上昇し始めるとされています。近年は、異常気象のため、桜が3月に開花する地域が増えてしまいました。   二十四節季では、「雨水(うすい)」「啓蟄(けいちつ)」「春分」に当たります。「雨水」に含まれる七十二候では「草木萌動(そうもくめばえいづる)」と呼ばれ、山々に若葉が茂り、里は若芽で覆われ、一気に春の訪れを感じます。   この頃は山菜や貝類が豊富に出回り、食卓でも「春」を感じるようになります。「啓蟄」は、地中で冬ごもりしていた生き物たちが土から這い出してくる様を表します。七十二候「蟄虫啓戸(すごりむしとをひらく)」は、まさにこの意味です。…




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