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山本真砂美の「商売くらし歳時記」【睦月】寒に日本食文化を想う

2013年12月10日

1月は「睦月(むつき)」   正月には家族・親族が集まって宴を催す睦びの月という説が有力のようです。普段は遠くに離れている親族の元気な姿や子どもたちの成長が見られることは、正月の楽しみでもあります。   二十四節季ではまだ「冬至」、七十二候では「雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)」。正月の風景に「雪」が欠かせない地域では、厚く雪が降り積もっていても麦は芽吹いているということを表しています。   続いて二十四節季では「小寒(しょうかん)」。寒の入りとも言われています。七十二候では「芹乃栄(せりすなわちさかう)」。芹は冷たい清涼な水辺で育つので、この時期に成長するとされています。   次に「水泉動(しみずあたたかさをふくむ)」。1年の間で最も寒さが厳しいこの時期ですが、地中では少…




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