嶋内仁の〈ポスト･モダン〉チェーンストア組織論 (61)入社式の運営

 Ⅰ．はじめに入社式は、新入社員にとって一生に一度の記念すべき式典であるし、会社にとっても社長はじめ幹部が出席する重要度の高い儀式である。つつがなく執り行われて当たり前、運営側に少しでも抜かりがあれば、若者の社会人の幕開けを台無しにしたとの誹りを免れない。逆に、入社式が盛り上がれば、良いムードで最高の年度のスタートが切れる。したがって、入社式の運営には細心の注意と準備が必要である。今月号は、筆者の入社式運営に関するちょっとしたノウハウを紹介する。入社式も会社の行う重要イベントの一つと考えれば、他のイベントを運営するときにも、このノウハウを応用できる部分があるかもしれない。Ⅱ．守破離の「守」のノウハウまずは、入社式の型を「守る」。すなわち、事故なく無事に入社式を運営したい。そのために、係員別行動…