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経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(58)――米中貿易戦争をキューバ危機と瀬戸際戦略から読み解く

2018年04月10日

 はや貿易戦争間近か?  トランプ氏は17年で3752億ドルの対中赤字の1000億ドル削減を求める。「相手がたたくなら最後まで付き合う。話し合いなら門戸を開く」。中国商務省の王受文次官は4日夕の記者会見で述べた。米中間の貿易摩擦が我慢比べの様相を呈してきた。米国の知的財産侵害への制裁リスト発表を受けて中国が報復措置をすぐに公表し、全面対決へ一歩近づいた。双方とも貿易戦争を避けようと水面下の交渉を始めたが、強気に出なければ相手の譲歩も引き出せないジレンマがある。限られた時間でどちらがどこまで折れるのか。危険なチキンレースが続きそうだ。 (日本経済新聞2018年4月5日)新聞各紙では、冒頭に紹介した記事が世界中で踊っている。株価も連日乱高下を繰り広げている。果たしてそんなことが起こり得るのか。それにしてもわれわれ…




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