戻る 印刷
経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(47)──経済速度は光陰如箭・広州交易会の現場から(前)

2017年05月10日

 12年ぶり広州の地へ クライアントパートナーの誘いもあり、12年ぶりに広州へ行くことになった。12年前の同地、同場所では反日暴動が起き、車が破壊され、日本レストランが襲撃される事態が起こった。私はその時リアルタイムでその地にいたのだが、それが行われていたのを知ったのは日本帰国後だった。私たちが知らないうちに行われ、知らないうちに撤収されていたのであろう。12年前は繁華街から少し離れると、車の数もまだまばら。この型式と様相のタクシーも現在では見かけることはない。現在は広州市だけで1300万人を超え、隣接の都市も合わせると優に2000万人を超える一大都市である。今秋にオープンするイオンモールの規模は日本のそれを遥かに凌駕し、それ一つで都市を形成する大きさ。資料を読み、街の話を聞く限り、成功は約束されたような…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください