戻る 印刷
経営

嶋内仁の〈ポスト・モダン〉チェーンストア組織論(47)365 by Whole Foods Marketにポスト・モダンは見出せるか?

2017年02月10日

Ⅰ.   ストアコンパリゾン1月26日、ロサンゼルス、シルバーレイクの365 by Whole Foods Market(以下「365」)を視察した。ラルフス退店後の居抜き出店で、オープンから8カ月経っている。 入って左手に、ニューヨークで話題のヴィーガン(完全菜食)レストランby CHLOE(バイ・クロエ)が入居している。店内は見通しがきく。 野菜は2段陳列。通常の「ホールフーズ」は4段。 ゴンドラは、書架のよう。既存の「ホールフーズ」フォーマットとはずいぶん違って殺風景。スロットエンドのゴンドラには、デジタルサイネージ(電子看板)。 値札もデジタル。一瞬にして、価格を変えられる。抗生物質を使用せずおいしいという宣伝文句のホットチキン。 精肉と鮮魚は、対面売りでなくパック商品のセルフ販売が主体(野菜もパックが多い)。装飾のカラープレートは…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください