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経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(89)来店動機と購買意欲

2021年04月05日

 とにもかくにもNo.1  2つの同じ効能の歯磨き粉が同じ値段で売られていたら、皆さんは何を基準に選ぶだろうか。Aはマーケットシェア1位、Bは2位。当然ほとんどの人は1位のAを選ぶ。人はよほどそのジャンルに精通していない限り、皆が支持しているものを「安心して」選ぶ。  その視点でテレビCMを見ると、とにもかくにもNo.1を売りにした広告が目に付く。とくに通販やアプリのように、日常にないものや今まで目にしたことのない新サービスほど「○○ナンバーワン」と謳ってくる。こちらは検証する時間も手法もないので、ナンバーワンだけが頭に残るわけだ。    「アメリカが泣いた、全米興行収入第一位」  「アマゾン○○ジャンル 売上一位」 とする広告もとてもよく目にする。よくよく細かくその根拠を見てみると、全米興行収入第一位(初日か…




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