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経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(77)プロの投資家にみる利益をもたらす企業(後編)

2019年10月18日

 2つのアパレルブーム 日本ではこの30年で2つのアパレルブームが起こった。1つは1990年代のユニクロブームだ。当時、2万円はくだらなかったフリースが1990円で買えることから一大ブームが巻き起こった。当然株価は急騰したが、フリースブームが終わるとともに急落した。2002年に柳井正氏は社長の座を譲り、復帰まで3年の時間を要した。 もう1つはZOZO。Yahooへの身売りや私生活を含め、散々に叩かれている前澤氏だが、2010年代のアパレル業界にZOZOブームを巻き起こしたことは否定しようがない。ユニクロの柳井氏が対抗心をむき出しにしたのも、その潜在的驚異からにほかならない。ZOZOは消費者のアパレル購入方法に大いなるイノベーションをもたらし、お店を「ショールーム」化させた。既存のアパレル業界を震え上がらせると同時に消費者指向へ舵を…




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