戻る 印刷
IT・システム

當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論⑩在庫マネージメント

2014年01月10日

利益を手堅く=在庫マネージメント 情報システムが効果を発揮するのは、売上げの向上よりも、利益損失の防止です。小売業におけるデータ分析は、なぜ売れたのか、よりも、どのようにして損失を防ぐかのために行う、いわば、「守り」の戦術なのです。損失のキーワードに関係するのは、「在庫」です。在庫のコントロールを上手に行うことによって、損失を小さくすることができます。在庫に関係する損失として、以下の3つがあります。1.機会ロス=品切れや品揃え無しにより、本来ならば販売できていた商品を売ることができずに生じた損失2.値下ロス=商品の値下げ販売や廃棄によって生じた売上損失3.売場ロス=売れない商品が売場を占有し、売れる商品がおけなくなることにより、機会ロスや値下ロスを生じさせる原因となる損失 これらのロスはお互いに関…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください