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財務

白部和孝の売場の計数の使い方Q&A[第24回]

2015年11月10日

売価還元法による荒利益計算もいよいよ佳境に入ってきました。棚卸しを原価で行わず、売価で行い、それに在高原価率を掛けて棚卸原価とする、というのが売価還元法です。しかし、在高原価率を使うために、その運用が難しくなる、不可解なことが起きるというデメリットがあります。計数管理のなかで扱われるテーマとしても、この売価還元法が最も難解なところと言っても過言ではありません。売価還元法を良く使う、グロサリーのバイヤーでさえ、あるいは店長でさえ、十分理解していない人が多いのです。前回、売価還元法を使って荒利益を計算する時、荒利益が上がる4つの条件を示しました。それは次の条件でした: ①期首在高原価が小さい時 ②仕入原価が小さい時 ③売上が大きい時 ④棚卸売価が大きい時この中から、今回は、①と②の2つの条件について…




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