印刷プレビュー
Webコンテンツ

アメリカ、2013年3月の小売売上高減少

2013年04月15日

2013年3月の米国小売売上高は全部門で減少した。今年1月1日から始まった給与税の増税が影響したものと思われる。しかしこの増税は、実質的には減税の打ち切りを意味する。社会保障に関する税の一部減税が景気後退期の消費刺激策として始まったが、それが打ち切られた。増税あるいは減税の打ち切りは、小売業の売上げに影響を与える。 だから、米国商務省が発表した3月の小売売上高は、4180億ドルで前月比▲0.4%となった。この3カ月で2番目の落ち込み。 自動車販売店、百貨店、食料品店、電子機器販売店、スポーツ用品店など、すべての部門で減少となったことも、増税(減税打ち切り)の影響であることを示している。とすれば、日本の来年4月の消費税増税は、その後、小売業の売上高が全部門にわたって、影響を受けることを示唆している。米国の今年の…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください