１　日本と違うアメリカ社会  アメリカの人口は2025年8月時点で推計3億4238万人。インドの14億6386万人、中国の14億1609万人（国連経済社会局人口部による推計）に次いで、世界3位の人口を誇る。これがアメリカの国力の源泉である。 アメリカ国勢調査局の「Population Clock（人口時計）」によれば、アメリカでは8秒に一人が生まれ、11秒に一人が亡くなり、23秒に一人が国際移民として入国している。これらを計算すると、アメリカの人口は14秒ごとに一人ずつ増えているが、ドナルド・トランプ大統領によって、国際移民は一時的に減少しそうだ。 表1は2024年のアメリカの人口ピラミッド。日本ほどではないものの、少子高齢化が進んでいる。それでも消費力があり、eコマースにも抵抗のない30～40歳のミレニアル世代がボリュームゾーン。そのミレニアル…