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月刊商人舎 2025年01月

第1特集・2030Vision

日本チェーンストアの「あしたはどっちだ」

2025年01月10日

2025年が始まった。5年の歳月が経過すると、2030年がやってくる。 「2030Vision」を描きたい。 「未来は与えられるものではなく、選択し、主体的につくっていくものだ」 野口悠紀雄一橋大学名誉教授が『2040年の日本』(2023年1月刊)に書いている。 明日のことさえわからないのに、遠い未来のことがわかるはずはない。そう考える人もいるだろう。 時間が経過するほどに、予測できない問題が多く出てくる。しかし、短期的な計画はさまざまな要因にそれぞれ大きく影響される。 一方、5年後、10年後、あるいは20年後の長い期間の間にランダムな変動は平均化され、長期的な趨勢だけが残る。これは景況予測に限られるものではない。ビジョンや計画も同じだ。 つまり長期のほうが短期よりも確かである、という逆説的な側面もある。5年後の「2030Vision」は…




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