印刷プレビュー
月刊商人舎 2024年11月

 特集のあとがき 


会社を従業員と顧客のためとするには。

2024年11月11日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 売り手良し、買い手良し、世間良し。近江商人の三方良し。何事も、この三者のバランスがいい。 資本を出す人にも良く、その資本を活用して利益を上げる人にも良くて、社会全体にも良い。  ステークホルダーとは企業の利害関係者すべてを表す。第1に顧客、第2に従業員と労働組合、第3に経営者、第4に取引先、第5に金融機関、行政機関、各種団体、そして第6に株主など。この順番が逆になって、第1に株主、第2に金融機関、第3に経営者などとなって、それが行き過ぎるとおかしくなる。 だから「会社はステークホルダーのためにある」が正解だ。 では㈱ヨーク・ホールディングスはどんな会社となっていくのか。生まれ変わるとしたら、理想的な会社を目指してほしい。 二つの提案をしよう。 第1に従業員のためにあ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください