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月刊商人舎 2024年11月

Chapter1 第3次AIブーム

2024年11月11日

DXは大きく「攻めのDXと守りのDX」に分けられる。言葉を変えると「外部エコシステム(顧客、市場)と内部エコシステム(組織、文化、従業員)」である。 2024年に入ってから日本の小売業各社はどのようなDXの取り組みを見せているのか。最近、盛んに取り上げられるのがAIを活用した自動発注やワークスケジューリングの計画づくり、客数予測、顧客分析などだ。 第3次AIブームと第3世代AI 独立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センターによれば、現在は第3次AIブームであり、第3世代AIである。 第1次AIブームは1950年代後半から1960年代に起こった。AIの基礎的な概念が提案され、AIが新しい学問分野として立ち上がった頃だ。この時期は探索問題が中心で、実用性に乏しかった。これを「第1世代AI」と呼んでいる。 第2次AIブームは1980年代。…




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