キーパーソン本部長二人が語り尽くす

ベイシアの戦略の根幹をなすキーワードに「商の工業化」がある。店舗運営、商品開発をはじめとしてすべての事業にこの考えが貫徹している。キーパーソンである2人の本部長に「商の工業化」の本質と実践を語ってもらった。（司会：商人舎社長　結城義晴） 　前編　　商品開発とオペレーション 結城　冒頭に、お二人のベイシアでの経歴をお聞きしましょう。 大澤　ベイシア入社から30年以上になります。当初は生鮮部門に配属され、その後、店舗勤務、店長を経験しました。店舗運営を経て、商品部で仕入れ業務を担当しました。その後、プロセスセンター、物流センターといった後方部門に携わりました。人事や経理といった管理部門以外の「商販」に関わる部署をほぼ経験してきました。 大澤正樹 執行役員 オペレーション本部長 太田　店舗経験、とく…