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月刊商人舎 2024年05月

 Epilogue 


結城義晴のベイシアへの提案

2024年05月10日

30年選手のベイシアの本部長たち。その知性と論理性に、失礼ながら驚かされた。会社が長らく教育に力を入れてきたことが、よくわかるオンライン座談会だった。 チェーンストアの役割は資産を築き、人材を養成することだ。しかしこれは手段である。目的は真の本格的なチェーンストアシステムを構築する。そして「地域格差を解消し国民の豊かな生活づくりに貢献する」。 ただし、ベイシアの年商3000億円は2024年段階の今、まだ少ない。カインズやワークマンに比べて、最近はスピード感もない。 2000年に開発を始めたスーパーセンター業態に手応えをつかんでから、ベイシアの成長は急だった。2001年に年商1000億円を達成した。最初の大台までに創業から43年を費やした。それが4年後の2005年には倍増の2000億円を突破してしまう。これがスーパーセンター…




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