印刷プレビュー
月刊商人舎 2024年05月

真夏の営業企画

円安不況に全社・全店・全部門を結集しよう

2024年05月10日

本誌編集長 山本恭広 円安によるインフレや生活コストアップが家計を圧迫している。今春の賃上げラッシュを超える生活費高騰——。消費者全般の生活不安心理は高まるばかりだ。最大の商機である夏季商戦にチェーンストアはいかに営業企画を組み立てるか。いかに実行するか。その基本的な考えを提案しよう。 夏季商戦が本格化する。コロナ禍を脱して2年目の「書き入れ時」を迎える。 直近の景況は好条件が揃う。 株価は1989年の史上最高値を更新した後、3月には一時、4万円台に乗せた。 また、日本労働組合総連合会が発表した賃金の動向も良好だ。2024年春闘の平均賃上げ率は5.25%となった。30年ぶりの高い伸びを記録した昨年の3. 76% を、さらに大幅に上回った。一見、消費意欲を喚起するムードだ。 消費の近況にも変化が見られる。ハレ消費は好調…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください