一等地出店と2層変則型店舗の経営戦略を読み解く

オーケー銀座店はオーケー㈱の歴史を変える店舗である。銀座3丁目のダイエーの百貨店プランタン銀座跡の商業施設への出店。ユニクロとGU、ダイソーによる強力専門店が集積するビルの地階という立地。「高品質・Everyday Low Price」を掲げるオーケーが超都心立地に現出させた店づくりと売場づくりの「大戦略」を分析する。 オーケー㈱(神奈川県横浜市、二宮涼太郎社長)が10月17日(火)、東京都中央区銀座に「オーケー銀座店」をオープンした。東京都内では70店目、23区内では49店目だが、中央区は初出店となる。 オーケー銀座店が出店したのはマロニエゲート銀座2。地下3階・地上7階の商業施設である。もともとは1984年4月27日、ダイエーが百貨店事業として開設した「プランタン銀座」の本館だった。この店は32年後の2016年12月31日に閉店したが、物…