1000億円以上28社の最大業態は悪条件に強い!!　

1年前の6月号決算特集で、本誌は「スーパーマーケットの時代」が来たと明言した。意を強くするばかりだ。 セブン＆アイ・ホールディングスは、物言う株主「バリューアクト」への回答のなかで、傘下のイトーヨーカ堂のアパレルを止めて食品に特化し、ヨークと経営統合する方針を出した。 それがうまくいくか否かは別にして、総合スーパーがスーパーマーケットに転換していく。これは今、「スーパーマーケットの時代」が来ていることの一つの側面を示している。 スーパーマーケットというビジネスは、全体で見れば好況のときに大きく伸びはしないものの、不況のときにも大きく落ち込むことのない業態である。インフレが進み、商品値上げが止まらず、電気代が高騰し続けたこの1年。悪条件に強いスーパーマーケットチェーンはこの「業態の強み」をより良…