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月刊商人舎 2023年04月

 Case Study 


サミット「突き抜けて稼ぐ店づくり」進化論

変則性と合理性の「両利き」に突き進む

2023年04月10日

本誌編集長 山本恭広 サミット㈱の店舗開発はもともと変則的である。中興の祖とも言える荒井伸也元社長・会長の時代から、店づくりにおける標準化を優先するよりも、スーパーマーケットの適正規模やバックヤード機能などが十全に満たされるならば形にはこだわらなかった。1978年にオープンした三軒茶屋店は「三茶スタイル」と呼ばれた店舗で、日本の2層のスーパーマーケットの草分けだった。その後は3層の店舗にも挑戦した。東京の世田谷区や杉並区を拠点としてスタートしたから、スーパーマーケットの適正条件を満たす物件は多くはなかった。だから地域対応を徹底して、変則性に挑戦してきたのだ。 服部哲也現社長は「突き抜けて稼ぐ店づくり」を2023年度の方針に掲げて、この変則性のアローワンスを拡げることに挑戦している。 第1は、国内有数…




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