江口法生 日本スーパーマーケット協会専務理事

日本スーパーマーケット協会ではメディア向けの発表を想定しながら、関係省庁と情報交換をして進めてきました。4社のトップによる会見が実現したのは、発信力の点で効果的でした。 物流問題についてはドライバー不足が浮上した2021年頃から協会として危機感が強まりました。 小売業では、発注すれば商品が決まった日に入荷するのが当たり前と考えられていました。売場とお客さまだけを見ていればよかったのです。ところが、物流危機が顕在化したことで、食料品の安定供給という本来の役割が果たせなくなるリスクが高まってきたのです。店舗の後方、つまり取引先側に対して、小売業界側から物流の効率化実現に向けて積極的に動こうということになりました。 　4社で情報交換、個社の課題解決につなげる　 2022年4月に「フードサプライチェーン・サス…