三浦建彦ユニバース社長が語る｢凄い売りの哲学｣

「お客さまの期待を裏切らないこと」 三浦建彦㈱ユニバース社長はいつも現場に言い続けている。それは年末商戦の最大の「売り」をつくる大晦日でも同じだ。ユニバースは北東北に57店のスーパーマーケットを展開して、年商1313億円(2022年2月期)。㈱アークスグループの中でラルズと並ぶリーダー企業である。ユニバースは「年末の売りがすごい」。どこが、どう、すごいのか。なぜ、すごいのか。1月19日、都内ホテルでインタビューした。  青森･岩手は大晦日にごちそうを食べる  私たちの店は12月31日こそお客さまの期待を裏切ってはならないと思っています。コロナ禍にあってもその考えは変えませんでした。 青森県や岩手県は正月の年始よりも、大晦日の12月31日にごちそうが食卓に並びます。そのごちそうの主役は寿司や刺身です。31日は寿司など…