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月刊商人舎 2022年06月

結城義晴の述懐


「惣菜・デリ革命宣言」ふたたび

2022年06月10日

『惣菜の教科書』は1994年5月発刊の㈱商業界食品商業誌の別冊号だった。著者はもちろん林廣美先生。編集長は、不肖結城義晴。全篇、林廣美&結城義晴の文章で綴られている。 林廣美、当時57歳、結城義晴、42歳。 巻頭の辞のタイトルは「惣菜・デリ革命宣言」。 その中の一文。 「何でもつくれば売れた時代は一変し、本当に安くて、うまくて、価値のある商品しか売れない時代を迎えた」 その通り。 「さらにこれからの惣菜・デリは、それを購入したお客が他人に自慢したくなるような商品でなければならない」 「単なる利便性だけでなく、新しい食文化をもった惣菜・デリこそ、われわれの目指す『新しい惣菜・デリ』である」 そう、顧客が他人に自慢したくなるような商品、新しい食文化をもった惣菜・デリ。 30年ほど前の『惣菜の教科書』で指摘さ…




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