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月刊商人舎 2022年04月

「NB値上げ・PB価格凍結」と「戦略の本義」

2022年04月11日

㈱島田研究室 島田陽介  生活に重要なのはNBではなくSB  これから原材料、エネルギーを中心にしたコストの上昇があり、その結果の「値上げ」があり、戦争の惨禍は甚だしく、コロナ禍は政府の愚策と相まって終息は遅れ、事実上のインフレが起き、不況になる。だが、それについては、他でさんざん論じられているので、ここでは触れない。 そこで流通業で起こることは、安売りの乱発、新安売り業態の出現(期待!)、PBの品種増加、そして本稿のテーマであるPBの価格凍結…など、ひとことで言えば「安売り」であろう。 だが価格凍結も含め、これらはこれから出現する「現象」であり、必要な対策ではあっても、本質的な戦略課題ではない。なぜか。 と言うのも、本当の課題はナショナルブランド(NB)の値上げではなく、したがってそのイミテーション…




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