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月刊商人舎 2022年04月

 特別企画 


店舗改装に意思を込める

2022年04月11日

良い店とは「売れて利益の上がる店」のことである。鈴木哲男氏の絶対的な持論であり、結城義晴もそれに絶対的に賛同するものである。 この論に従うと、良い店舗改装とは「さらに売れて利益の上がる店舗改装」ということになる。 ただしここで、重要なロジックがある。「カ・カタ・カタチ」論と言う。建築家の菊竹清訓氏が唱え、小売業やチェーンストアにインダストリアル・エンジニアリング(IE) の概念を持ち込んだ城功氏が持論とした考え方だ。お二人とも故人となられた。 「カ・カタ・カタチ」の一番目の「カ」とは、「カタ」と「カタチ」の元をなすものである。店舗の改装や改造の場合も、経営、運営の改革においても、その主体となる、最も根源的なものである。企業の経営理念や伝統的な社会的使命、わが社のビジョンや長期計画、プロジェクトならば…




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