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月刊商人舎 2022年01月

 [予言3]コーポレーションの変容 


「会社二階建て構造」によってM&AとSDGsを考察する

2022年01月11日

(株)商人舎社長 結城義晴 1.法人の「二階建て構造」 コロナ禍は会社をどう変えるか。法人たるコーポレーションをどう変容させるか。コーポレートガバナンス(企業統治)はどう変わるか。 経営者にとっても社員・従業員にとっても切実な問題である。しかしコロナ禍の断絶的な溝(キャズム)を経て、会社は変わる。変わらねばならない。 岩井克人東京大学名誉教授はその著『会社はこれからどうなるのか』(2005年)と『会社は誰のものか』(2009年)ですでに、「会社は株主のものである」というアメリカ型コーポレートガバナンスに疑問を投げかけている。 「法人とは、モノでありながらヒトである」と提起し、会社の二階建て構造を解明した。すなわち「二階部分では株主が会社をモノとして所有している」。具体的には株式を所有することによって、モノと…




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